化学メーカーの太陽ホールディングス(HD)は31日夜、同社に対し米投資ファンドのKKRが株式公開買い付け(TOB)を実施する方針だと発表した。時期は2026年10月上旬をめどとし、全株取得による非公開化を目指す。太陽HDはTOBに賛同を表明した。買い付け価格は1株4750円と、31日の終値(4984円)を下回る価格設定となった。

発表資料によると、資本提携先で筆頭株主であるDICのほか、大株主である香港ヘッジファンドのオアシス・マネジメント、創業家の資産管理会社はいずれもTOBの実施に賛同しており、TOBへの応募もしくはほかの方法により、KKRに株式を売却する予定。3者の持ち株比率は現在、計42.2%に上る。

KKRと太陽HDは今回のTOB価格について、25年5月27日に買収が報道されるまでの6カ月間の株価終値平均に対し、117.19%のプレミアムだとしている。創業家は非公開化後に再投資する計画。

太陽HDは主要株主との対立で経営が混乱。KKRなど複数の買収提案を受けたことから、外部専門家などの提言を参考に取締役会が対応を検討していた。上場維持か、非公開化かの結論は、26年3月までに方針の公表を目指すとしていた。非公開化を決めた理由について、太陽HDは「長期的な成長戦略に集中し、より迅速な意思決定を可能とする観点から最適な手段」と判断したとしている。

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