(ブルームバーグ):米銀最大手のJPモルガン・チェースは昨年、経済安全保障に取り組むと表明した。今度は「アメリカン・ドリーム」に目標を定めている。
同行は31日、全米の地域社会で経済的機会の拡大を目指す新たなプログラムを発表した。「アメリカン・ドリーム・イニシアチブ」はまず、小規模企業に力を入れ、住宅や金融の健全性など6分野に重点を置く。
小規模企業向けの銀行業務では、顧客数を現在の約700万社から、「数年かけて」1000万社に増やすことを目指す。そのためにこうした企業への融資を10年かけて800億ドル(約12兆7000億円)に増やし、同業務のバンカーを1000人採用する計画だ。

20年以上にわたり同行を率いるジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は近年、株主に宛てた年次書簡で「崩れ落ちる」アメリカン・ドリームに繰り返し言及してきた。ダイモン氏は31日の発表文で、アメリカン・ドリームは「死んではいないが、多くの人々にとって、そして未来の世代にとって手の届かないものになりつつある」と述べた。
今回の取り組みは、JPモルガン・チェースが最近打ち出した別の施策とも軌を一にする。同行は昨年10月、今後10年間で米国の経済安全保障とレジリエンス(強じん性)を強化する産業に、従来方針より50%多い1兆5000億ドルを投資すると発表した。
原題:JPMorgan Tackles American Dream in Latest Company Initiative (1)(抜粋)
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