(ブルームバーグ):米国のホークストラ駐カナダ大使は、米国として中国製電気自動車(EV)がカナダ経由で流入することを認めない方針を示した。カナダのカーニー首相は1月に中国製EVの関税引き下げで合意している。
ホークストラ大使はカナダのレベル・ニュースとのインタビューで「それらの車は中国からカナダには入ってくるだろうが、米国との国境を越えることはない」と述べ、「それはあり得ない」と語った。
その上で「中国製の車がカナダ経由で米国に流入することは認めない」と発言。理由として最新型の車が収集・送信するデータを巡る安全保障上の懸念を挙げた。
米国は、中国やロシアの技術を採用したコネクテッドカーの販売・輸入を制限する規制を導入している。
ホワイトハウスにコメントを求めたが、今のところ回答はない。
カナダは2024年にバイデン米大統領(当時)の政策に追随する形で中国製EVに100%の関税を課した。これを受け、中国はカナダの主要輸出農産物に対して報復関税を発動した。その後、トランプ米大統領が2期目に入り、カナダ製自動車にも関税を課した。
米中の関税圧力に直面したカナダ政府は方針を転換した。カーニー首相は今年1月、中国の習近平国家主席と関税を巡る合意に達し、中国がはるかに低い関税率でカナダにEVを輸出できるようにした。
原題:Chinese Cars Can’t Cross From Canada to US, Trump’s Envoy Says(抜粋)
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