(ブルームバーグ):ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)株価が、30日の取引で51%急伸した。フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)も47%大幅上昇し、数カ月続いた株価の下落傾向に一定の歯止めがかかった。
二つの米政府支援機関(GSE)の株式を保有するヘッジファンド運営会社パーシング・スクエア ・キャピタル・マネジメントの最高経営責任者(CEO)、ビル・アックマン氏が「ファニーとフレディは、ばかばかしいほど割安だ」と発信したことが影響した。
ファニーの株価は1日の上昇幅としては09年8月以来、フレディも13年3月以来の大幅高となった。それでも株価は、昨年9月半ばのピークを引き続き50%余り下回っている。
住宅ローン債権の買い取りと証券化を通じて、米住宅市場を支えるファニーとフレディは、2008年の世界的な金融危機の影響で経営が行き詰まり、米連邦住宅金融局(FHFA)の管理下に置かれる。トランプ政権は、新規株式公開(IPO)を通じて保有株の放出を検討している。
政府の管理を終わらせる提案をホワイトハウスに働きかけてきたアックマン氏は先週末、ファニーとフレディが「最高の非対称性」を提供し、「株価は10倍になる可能性があり、間もなく起きることもあり得る」とX(旧ツイッター)に投稿した。
同氏は「世界で最も質の高い企業の幾つかが、極めて安い価格で取引されている。質の高い銘柄を買う絶好の機会が久々に訪れた」と指摘した。
ブルームバーグの集計データによれば、パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントは昨年末時点で、ファニーとフレディの民間最大の単一株主だった。トランプ政権のIPO計画が株価を回復させるという楽観論が後退したことで、ファニーとフレディは売り圧力にさらされた。
原題:Fannie, Freddie Soar as Ackman Says They’re ‘Stupidly Cheap’ (3)(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.