中国の銀輸入が今年、1-2月としては8年ぶりの高水準に達した。工業用途と投資需要の急増に対応する形で、輸入企業が調達を拡大した。

中国は世界最大の銀購入国。中国税関が20日公表したデータによると、2026年最初の2カ月間の輸入量は790トン余りに膨らみ、2月単月では約470トンと2月として過去最大を記録した。

旺盛な需要により国内価格は国際指標を大きく上回り、もともと低水準だった取引所在庫が減少し、海外からの調達が加速した。

銀価格は年初としてはかつてないほど不安定な展開となり、中国などからの投機的な買いを背景に約70%上昇した後、1月末にかけて急速に上げ幅を失った。もっとも、輸入の強さは、取引フローの変化にもかかわらず中国の実需が持続していることを示唆している。

中国での銀需要は、価格上昇が続く金の代替として銀地金に資金を投じる個人投資家と、4月1日の輸出税還付廃止を前に生産を前倒しする太陽光パネルメーカーの双方から生じている。

ストーンXグループで欧州・中東・アフリカおよびアジアの市場分析責任者を務めるローナ・オコンネル氏は、銀地金の現物需要は非常に強く、太陽電池メーカーの生産は「猛烈な勢いで拡大している」と指摘。「同時に、中国の取引所の在庫は低下の一途をたどっており、それ自体が心理的な影響をもたらしている」との見方を示した。

原題:China Pulls Silver From Global Markets to Meet Surging Demand(抜粋)

--取材協力:Yujing Liu.

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.