調査概要

本稿の分析には、ニッセイ基礎研究所が実施してきた独自のWebアンケート調査「被用者の働き方と健康に関する調査」の2025年のデータを用いる。

本調査は、全国の18~64歳の被用者(公務員または会社に雇用されている人)を対象に、2019年から2025年まで毎年2月から3月頃に実施されてきた。

回答数は各回5,500~6,500程度である。回答は、全国11地区の性・年齢別の分布が国勢調査の分布にできるだけ近づくように回収している。2025年の調査の回答数は5,784である。

片道通勤時間に関する質問は選択式(10分以内、11~30分未満、30~60分未満、60~90分未満、90分以上)とした。

また、本調査の2020年の結果は、都道府県別通勤時間の平均値の分布について、別の大規模調査と比較して、おおむね同様の傾向を示したことが確認されている。

在宅勤務の頻度は、「在宅勤務・テレワークを利用していますか。」との質問に対する選択式回答により把握した。選択肢は、「まったくしていない」「月に1~3回程度」「週に1日程度」「週に2日程度」「週に3日程度」「週に4日程度」「毎日(もしくはほぼ毎日)」の7区分である。

メンタルヘルスの指標としては、K6と呼ばれる全般的なストレス状態の指標を用いた。

K6は、国際的に使用されている全般的なこころの健康状態を示す指標で、6つの質問から成り、その合計の点数が高いほど、こころにストレスを抱えている可能性が高いと考えられる。