(ブルームバーグ):韓国株が下落した。トランプ米大統領がイランに対し、ホルムズ海峡の商船通航を速やかに再開させない場合、同国の発電所を攻撃すると警告し、中東の緊張が高まった。
韓国総合株価指数(KOSPI)は一時6.4%下落し、3月9日以来の大幅安となった。先物の急落を受け、取引所はプログラム売買を一時停止した。指数の下げはサムスン電子やSKハイニックスといった半導体大手が主導。両銘柄とも6%超下落した。
中東危機の発生以降、韓国株は荒い値動きが続いている。原油の輸入に頼らざるを得ず、エネルギー価格の変動に脆弱(ぜいじゃく)なためだ。一方、新たなインフレ圧力抑制に向けた米利上げリスクが意識され、人工知能(AI)を巡る楽観やメモリーチップ需要の拡大期待は揺らいでいる。
投資家は、和平協議の行方とエネルギー・民間インフラへの攻撃の脅威という相反するニュースに翻弄(ほんろう)されている。現在の環境下ではネガティブなニュースがセンチメントにより大きな影響を与えやすいと、ロンバー・オディエ・シンガポールのストラテジスト、ホミン・リー氏は指摘した。
一方、 韓国の李在明大統領は、国際決済銀行(BIS)の通貨・経済局長を務めるシン・ヒョンソン氏を韓国銀行(中央銀行)の次期総裁に指名した。
中東情勢の緊迫化を受け、韓国ウォンは対ドルで世界金融危機以来の安値を付けた。一時0.5%下落して1ドル=1511.80ウォンとなり、2009年3月以来の水準に落ち込んだ。
原題:Korea Stocks Tumble as Volatility Sweeps Markets on Iran Tension(抜粋)
(情報を追加して更新します)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.