キューバのカルロス・フェルナンデス・デ・コシオ外務副大臣は、トランプ米大統領が同国政府への経済的圧力を強め、ベネズエラやイランに続く次の標的になり得ると示唆する中、キューバが軍事攻撃の可能性に備えていると明らかにした。

22日に放送されたNBCの番組「ミート・ザ・プレス」で「われわれの軍は常に準備ができている。実際、ここ数日は軍事的侵略の可能性に備えている。世界で起きていることを見て、それをしないならば世間知らずだろう。ただし、それが現実とならないことを強く望んでいる」と述べた。

軍事的準備の具体的な内容については言及を避けた。今回の発言は、トランプ氏とルビオ国務長官がキューバ政権への批判を強める中でのキューバの強硬姿勢と一致している。

キューバ政府は米国との協議を確認して以降、少人数の政治犯を釈放し、海外在住のキューバ人による投資に対して経済を開放する用意があると提案した。これに対しルビオ氏は先週、「十分に踏み込んでいない」と批判した。

デ・コシオ氏は、キューバは「ビジネスに開かれている」としつつも、米国が求める政治体制の変更やキューバ国内の収監者を巡る協議は交渉の対象外だと強調。「キューバ政府の性質、構造、メンバーは交渉の一部ではない」と語った。

トランプ政権下で強化された対キューバ制裁は、事実上の燃料封鎖も含まれ、同国のエネルギーや物資、資金を圧迫している。先週には全国規模の停電が発生し、過去約1年で少なくとも6回目となった。21日にも全面的な停電が報告された。

デ・コシオ氏は燃料不足について「極めて深刻だ」とした上で、米国による制裁が「長く続かず、永続的なものにならないことを望む」と指摘。一方で、キューバは「崩壊状態にはない。われわれは可能な限り工夫を凝らしている」と述べた。

原題:Cuba Says Its Military Is Prepared as Trump’s Threats Multiply(抜粋)

--取材協力:Fabiola Zerpa.

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