米政府支援機関(GSE)のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)は、住宅ローン担保証券(MBS)の大口購入に乗り出した。債券スプレッドの拡大とボラティリティーの急上昇で混乱する市場に対応する。事情に詳しい関係者が明らかにした。

両社は急激な価格下落局面を好機と捉え、債券・融資ポートフォリオのさらなる拡大を進めると、関係者は非公開情報だとして匿名を条件に話した。

トランプ米大統領は2カ月前、住宅ローン金利の引き下げと住宅の取得能力向上を目指し、両社へ2000億ドル(約31兆7000億円)のMBS取得を指示していた。

こうした買い入れ拡大は、イラン戦争をきっかけに起きた金利急騰を緩和する効果が見込まれる。住宅ローン金利は3カ月ぶりの高水準に達している。ただし、20日に米国債利回りは大きく上昇しており、紛争に伴う広範な市場圧力を完全に相殺するには至らない可能性がある。

ファニーとフレディ、および両社を監督する連邦住宅金融局(FHFA)の担当者はいずれも、複数回のコメント要請に応じなかった。

原題:Fannie, Freddie Place Large Bids for Mortgage-Backed Securities(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.