鈴木財務大臣は今年最後の閣議後会見で防衛費の財源をめぐる議論について、「長い時間をかけて十分に説明する姿勢に欠けていた」として、来年の「骨太の方針」に向けて議論が想定されるこども関連予算の財源については時間をかけて丁寧に説明する姿勢を強調しました。

鈴木財務大臣
「やはり説明という点において、国民の皆さんの期待に応えきってないのではないか。どの世界もそうですけれども、特に政治の世界ですと『俺はそれ聞いてないぞ!』っていうのが一番納得を得られないことであると思う。もっと前から長い時間をかけて説明していくということも必要なんじゃないかなということを、この間、防衛費の財源の問題も含めて感じているところ」

鈴木財務大臣は閣議後の会見でこう述べたうえで、岸田政権の支持率低下について問われると、「世論調査の結果で一喜一憂することはないが、国民はどこに不満があるのか、何を期待してるのか、しっかりと読み取って、今後の政権運営に役立てていかなければならない」と述べました。

来年の「骨太の方針」決定に向けてはこども関連予算の倍増を目指す財源についても、議論が行われる予定で鈴木財務大臣は国民の理解と納得が得られるよう時間をかけて丁寧に説明する姿勢を強調しました。