トランプ米政権は13日、イランとの戦争によって生じている世界的な燃料価格への圧力を和らげるため、カリフォルニア沖での石油生産再開への道を開く措置を講じた。

エネルギー省のライト長官が発表した今回の措置は、トランプ大統領が同日署名した大統領令を受けたもの。ヒューストンに拠点を置くセーブル・オフショアに対し、カリフォルニア州沖での石油パイプラインシステムなどの操業再開を指示する内容だ。

ライト長官は声明で「きょうの大統領令は米国の石油供給を強化し、国家安全保障と防衛に不可欠なパイプライン網を復旧させる。これにより西海岸の軍事施設が軍事即応性に不可欠な信頼できるエネルギー供給を確保できる」と述べた。

イランでの戦争に伴うガソリン価格の急上昇は、中間選挙を控えるトランプ大統領と共和党にとって大きな政治的課題となっている。選挙では、有権者の経済状況や物価への評価が焦点になる可能性が高い。

セーブルは複数の石油プラットフォーム再稼働を目指し、長年にわたり取り組んできたが、地方および州レベルの反対によって計画は停滞していた。プロジェクトが再稼働すれば、日量4万5000-5万5000バレルの原油を比較的迅速に生産できる可能性がある。ただし、米国の石油需要は日量2000万バレル超に達しており、さらにホルムズ海峡の閉鎖により世界市場から推定1500万バレルが供給されていない現状と比べれば、その規模はごくわずかだ。

原題:Trump Officials Direct Sable to Resume California Oil Operations(抜粋)

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