米エヌビディアは、人工知能(AI)データセンターの開発・建設に向けた戦略的提携の一環として、ネビウス・グループ(本社アムステルダム)に20億ドル(約3170億円)を投資する。エヌビディアは自社の半導体を購入する企業への資金支援を拡大してきたが、ネビウスへの出資もその流れに沿った動きとなる。

ネビウスは11日の声明で、今回の提携を通じて、2030年末までに5ギガワット超のエヌビディア製システムを導入することになると明らかにした。これは約380万世帯分の電力消費に相当する規模だ。

発表を受けて、米国市場に上場するネビウスの株価は一時約18%値上がりした。

世界で最も時価総額が高いエヌビディアは、その潤沢な資金力を背景に、自社が設計する半導体を基盤とするAIインフラの拡張に巨額の資金を投じている。こうした循環的な投資がAIバブルを助長しているとの批判も出ている。エヌビディアは1月にも、自社製品の導入拡大を目的に、ネビウスの競合であるコアウィーブに20億ドルを追加投資する計画を発表していた。

今回の提携は、ネビウスによる既存のエヌビディア製インフラの活用を基盤とし、最新世代の半導体の早期導入を後押しする。両社はAIデータセンターの設計から建設、運営まで全面的に協力する。

ネビウスは、この提携により「推論」向けに最適化されたインフラの構築が可能になると説明した。推論とは、学習を終えたAIモデルを実際のサービスとして稼働させる工程を指し、今後の需要拡大が見込まれている。

企業提出書類によると、エヌビディアは当初の出資直後の2024年12月時点で、約3300万ドル相当のネビウス株を保有していた。

原題:Nvidia Invests $2 Billion in Nebius for New Data Center Deal (2)(抜粋)

(ネビウスの株価の動きを加えて更新します)

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