(ブルームバーグ):10日の暗号資産(仮想通貨)ビットコインは一時7万1000ドル台に回復した。イランでの戦争をめぐる懸念が和らぎ、リスク資産が持ち直すとともに原油価格が下落したことに反応した。
この日は一時3%余り上昇し、7万1785ドルを付けた。トランプ米大統領が対イラン戦争は「ごく短期に」終結するとの見通しを示したことを受け、ビットコインは9日から回復に向かった。
FxProのチーフ市場アナリスト、アレックス・クプツィケビッチ氏は「ビットコインは世界的な株式相場が追い風となった。トランプ氏がイラン紛争の近い将来の終結について言及したことを受け、トレーダーは押し目買いを急いだ」と述べ、投資家は「 FOMO(乗り遅れ恐怖症)に突き動かされ、市場に一斉に戻った」と指摘した。
月間ベースでのビットコインは、伝統的なインフレヘッジとされる金を上回るパフォーマンスを示している。ビットコインの上昇率は月初来で7%程度。金は約2%下落している。
アポロ・クリプトのリサーチ責任者、プラティック・カラ氏は「戦争が始まって以降、ビットコイン相場は非常に強い動きを見せており、6万8000ドル近辺で非常に強い支持がある」と述べた。その上で「上値では7万3000ドルを力強く上抜ければ、次の主要な節目として8万7000ドルを目指す展開を見込んでいる」と語った。

原題:Bitcoin Gains as Dip Buyers Emerge Amid Easing Iran War Tensions
(抜粋)
--取材協力:Anna Irrera、Nathaniel Popper.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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