ウクライナのゼレンスキー大統領は、24日のクリスマスイブに公開したビデオメッセージで「ロシアのミサイルも我々の心は傷つけられない」と、改めて屈しない姿勢を強調しました。

24日のビデオメッセージでゼレンスキー氏は、戦時下で迎えるクリスマスシーズンについて「ディナーは美味しくて温かいものではなく、テーブルには空席があるかも知れない」と述べました。

一方で、国民に対し「今年も同じように祝い、笑顔で喜びを分かち合おう。我々は奇跡を待つことはない。自分たちの手で奇跡を起こすのだから」と呼びかけました。

インフラ施設への攻撃が続き、各地で停電などの被害が出ているためか、ゼレンスキー氏の背景にある電飾は少し控えめに見えます。

24日は軍事侵攻が始まってから10か月の節目でもあり、ゼレンスキー氏は「ロシアのミサイルも我々の心は傷つけられない。我々の勇気と信念が失われることはない」として、ロシアに抵抗する姿勢を改めて示しています。