中国本土の投資家による香港株の売越額が5日の取引で1営業日としては過去最大を記録した。地政学的な不確実性の影響を受けやすいとされる香港株に対する投資意欲の後退が浮き彫りになった。

ブルームバーグがまとめたデータによると、本土と香港を結ぶ相互取引制度「ストックコネクト」を通じ、本土の投資家は277億香港ドル(約5570億円)相当の香港株を売り越した。

この売りが香港の主要株価指数の重しとなり、ハンセンテック指数は一時1.8%上昇していたが、0.7%安でこの日の取引を終えた。

香頌資本の沈萌ディレクターは、「中東で高まる地政学的な不確実性が香港株のボラティリティーリスクを増幅させている。一方、中国本土市場は両会という政策のアンカー(いかり)を経て、短期的な安定を高めつつある」と指摘した。

両会とは、北京で開催中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)と中国人民政治協商会議(政協)。

原題:Mainland Traders Sell Hong Kong Stocks at Fastest Pace on Record(抜粋)

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