石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は、4月の原油生産をやや大きく増やすことで原則合意した。米国とイスラエルによるイラン攻撃をきっかけに広がった紛争が、原油相場の上昇を招く恐れが強まっている。

サウジアラビアとロシアを主導とする主要メンバーは、日量20万6000バレルを増産する。一連の増産は1-3月期に停止していた。複数の代表が非公開情報だとして匿名を条件に明らかにした。

4月の増産幅は、昨年10-12月に実施していた日量13万7000バレルの月次増産を上回る。中東情勢が混乱する中での決定となった。

紛争の拡大により、イランの最高指導者ハメネイ師が殺害され、中東の石油生産が脅かされているほか、原油輸送の要衝ホルムズ海峡を通過する船舶の運航にも混乱が生じている。

ブルームバーグはこれに先立ち、米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始したことを受け、OPECプラスが1日の会合でより大幅な供給拡大の選択肢を検討すると報じていた。

もっとも、正式な生産枠の決定が、OPECプラス主要国の対応全容を示すとは限らない。サウジアラビアとイラク、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)はすでに先月、原油輸出の拡大に着手。これは昨年6月に米国がイランの核施設を攻撃した際、一部の国が行った輸出強化と同様の動きだ。

原題:OPEC+ Agrees in Principle to Larger Oil Hike, Delegates Say (1)、*OPEC+ CONFIRMS 206K B/D SUPPLY HIKE FOR APRIL: DELEGATES(抜粋)

--取材協力:Ben Bartenstein.

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