(ブルームバーグ):20日朝の外国為替市場の円相場は対ドルで159円近辺で推移。イランがホルムズ海峡を再び封鎖したことを受けて、中東和平へ向けた楽観的な見方が後退し、ドルを買い戻す動きが出ている。債券は上昇(利回りは低下)が見込まれるが、原油高止まりやリスク許容度の低下により上値の重い展開になりそうだ。
みずほ銀行国際為替部の長谷川久悟マーケット・エコノミストは「中東情勢の和平に向けた良いニュースによる円買い・ドル売りは長続きせず、新たな悪いニュースによりドルが買い戻されている」と語る。
今後も円安基調が続くと長谷川氏はみるが、日本銀行の利上げ観測は1年先までみると後退してないことや、介入への警戒感が円の支えになっており、「対ドルで円安が加速する感じもない」と話す。一方、ユーロなど他通貨に対して円の弱さが際立っており、対ドル以上に円安が続くと予想している。
野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは20日付のリポートで、米国とイランの協議が実現に向かうかが焦点となる中、「ドル・円相場は高止まりとなりやすいが、情勢改善時の円高にも一定の警戒が必要」としている。
債券
債券相場は上昇が見込まれるが、上値は限定ないし下げに転じる場面もありそうだ。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは「若干高く始まるかもしれないが、中東情勢の和平に向けた楽観論がはく落し、原油価格が再び上昇しているため、上値の重い展開になる」と予想する。
先物の夜間取引で中心限月6月物は17日の日中取引終値比17銭高の130円14銭で終えた。鶴田氏の先物の予想レンジは129円90銭-130円20銭、新発10年債利回りは2.4-2.43%(17日は2.42%で終了)。17日の米10年国債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.25%程度で引けた。
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