(ブルームバーグ):来週の円相場には下落圧力がかかりそうだ。日本銀行の後任審議委員にリフレ派とされる候補者が指名されたことで早期利上げ期待が後退しており、引き続き円の重しになりそうだ。
◎あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト
- 日銀審議委員人事の影響で円が重く、対ドルで155円から157円での推移が中心となりそうだ
- 3月2日の日銀の氷見野良三副総裁の講演での発言が注目、今後の日銀利上げスタンスを確認することになる
- 米雇用統計は予想からさらに下振れるようだと、ドル・円が押される可能性がある
- イラン情勢やキューバ問題など地政学的リスクは円買い、売りのどちらの材料にもなる可能性があり要注意だ
- 予想レンジは1ドル=153-157円
◎三井住友銀行市場営業部の納谷巧為替トレーディンググループ長
- スワップ市場では4月の日銀利上げ確率が6、7割で推移しているが、高市首相が利上げに難色を示したとの毎日新聞報道や、リフレ派2人が日銀審議委員に指名されたことを受けて、為替市場の織り込みは体感で5割以下まで低下している印象
- 日銀は4月利上げをメインシナリオにしているとみており、市場の利上げ後ずれ観測を修正すべく、氷見野副総裁の講演や3月3日の植田和男総裁のあいさつで市場との対話を図るだろう
- ドル・円相場は日銀の情報発信によりやや調整するだろう
- 予想レンジは1ドル=153-158円
主な予定
- 2日:日銀の氷見野副総裁が講演・会見
- 3日:日銀の植田総裁が「FIN/SUM 2026」であいさつ
- 5日:連合が26年春闘での要求集計結果を公表
- 6日:2月の米失業率、米非農業部門雇用者数変化
--取材協力:日高正裕.
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.