ブラジルやメキシコを中心にデジタルバンキングを展開する中南米最大のフィンテック、ヌー・ホールディングスは、人工知能(AI)信用モデルの利用を拡大し、昨年10-12月(第4四半期)の金利収入が急増した。

ヌーバンクが25日に発表した四半期決算によると、純金利収入は前年同期比55%増の28億ドル(約4370億円)。調整後純金利マージンは10.5%と0.6ポイント上昇した。

AIツールを活用し、顧客ごとのリスク評価改善を目指す新たな信用モデルも金利収入拡大に寄与したと同行は説明。ブラジル初の新たな戦略導入により、特定の借り手グループの与信限度額引き上げに動く積極性が高まったという。

調整後純利益は前年同期比約55%増の9億4300万ドルと、ブルームバーグが調査したアナリストの予想平均を上回った。貸し出しポートフォリオの信用の質も改善され、昨年12月末時点の90日延滞率は6.6%と0.1ポイント低下した。

ヌーバンクの四半期末の顧客数は1億3100万人。中央銀行のデータによれば、昨年12月時点で顧客数がブラジル最大の民間金融機関となった。中南米の上場金融機関としては、イタウ・ウニバンコ・ホールディングに次いで企業価値が2番目に大きい。

原題:Nubank’s AI Model Helps Fuel Net Interest Income Expansion (1)(抜粋)

--取材協力:Maria Clara Cobo.

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