(ブルームバーグ):大阪大学が資金運用管理を担う委員会のメンバーに、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)で理事長を務めた宮園雅敬氏を起用することが26日、分かった。
阪大と宮園氏がブルームバーグの取材に対して明らかにした。就任は4月1日付。委員として資金運用方針の決定や計画、リスク管理などを審議する。同大の規定によると、任期は2年を超えない範囲で総長がその都度定める。委員の他の構成メンバーについては開示していない。
2025年度上半期の運用報告によると、同大の9月末時点の運用資金は159億円。資金運用管理委員会は3回開催した。
宮園氏は農林中央金庫出身で、20年4月にGPIF理事長に就任した。5年間にわたり世界最大規模の年金基金を率い、運用資産額は任期中に約250兆円まで100兆円程度増えた。同氏はブルームバーグの取材に対して「適切な運用により着実に資産形成が行われるよう、委員の立場からサポートしていきたい」と述べた。
国内の大学は国からの運営費交付金が減少傾向にある一方、人件費の高騰や研究強化のために自己財源の確保が求められている。阪大では25年10月、元農林中金グローバルバンキング部長の長谷川英俊氏を最高投資責任者(CIO)に迎えたと発表。東京都内に資金運用室を設置するなど運用体制を強化している。
阪大で財務を担当する尾﨑雅則副学長は、宮園氏のグローバルな知見と豊富な経験から「本学の資金運用のガバナンスを一層強化するとともに、変化の激しい時代においても強靭なポートフォリオを構築していく上で、大きく貢献していただけると確信している」と電子メールでコメントした。
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