(ブルームバーグ):19日投票のブルガリア議会選(定数240)では、ラデフ前大統領が長年続く政治の行き詰まり打開を目指している。今回の議会選は2021年以降で8回目となる。
対ロシア制裁やウクライナ支援に反対するラデフ氏(62)は議会選出馬に向け、主に儀礼的役割とされる大統領職を1月に辞任した。元空軍将官の同氏が率いる「前進するブルガリア」は単独過半数に届かない公算が大きく、政権運営には連立相手が欠かせない見通しだ。

度重なる選挙の後、どの主要政党もこうした状況を打開できておらず、ラデフ氏が議会で十分な勢力を確保できれば、少数政権の発足を選ぶ可能性がある。ただアナリストの間では、年内に再選挙となる可能性もすでに取り沙汰されている。
欧州連合(EU)で最も貧しい国であるブルガリアは、6年前に汚職への大規模な抗議で不安定化して以降、1年以上続いた政権がない。ラデフ氏がこの膠着(こうちゃく)を打破する可能性はあるが、ハンガリーでロシア寄りのオルバン首相が選挙で敗北してからわずか1週間後というタイミングもあり、多くの欧州諸国で懸念をもって受け止められる見通しだ。
ただラデフ氏は自らを親ロシアではないと主張する。17日にbTVのインタビューで「私は完全にブルガリア寄りの立場だ」とし、「親欧州の立場でもある」と強調した。
現地時間19日午後8時(日本時間20日午前2時)の投票締め切り後、出口調査が公表される。結果は夜間に徐々に判明する見通しだ。
原題:Bulgaria Votes With Russia Sympathizer in Lead: What to Watch(抜粋)
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