(ブルームバーグ):三菱地所が東京都中央区の電通銀座ビルを取得したことが登記簿情報などから分かった。関係者によると、ラグジュアリーホテルの開発を検討しているという。
ブルームバーグが確認した登記簿によると、三菱地所は電通グループが保有していた同ビルを1月30日付で取得した。電通Gは昨年12月にビル売却によって譲渡益約300億円を見込むと発表していたが、売却先については開示していなかった。
三菱地所の広報担当者は電通銀座ビルを取得したことは事実とした上で、今後の開発計画についての詳細は控えるとコメントした。電通Gの広報担当者は、売却先についてのコメントは控えるとした。
電通銀座ビルは1933年12月竣工の地上8階・地下2階建てのオフィスビルだ。東京メトロ銀座駅から徒歩5分の一等地に立地しており、不動産業界の間では売却先や今後の開発計画が注目されていた。
三菱地所は、家具や家電を備え、多人数による複数泊の滞在に適したアパートメントホテル事業への本格参入を今月発表するなど、ホテル開発事業の多角化と拡大を進めている。
電通Gは25年12月期、海外事業の不振で過去最大となる3276億円の最終赤字を計上した。必要な資金ニーズに充当するためなどとして、かつて本社として使用していた同ビルの売却を決めた。
--取材協力:長谷部結衣.
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