米国の私立学校の学費が5万ドル(約780万円)に近づいていることが、S&Pグローバル・レーティングの新たなリポートで明らかになった。

24日発表の同リポートによれば、対象となった59校の年間の平均授業料は過去最高を更新。通学制は約5%上昇して平均4万9745ドル、寮制は3.5%上昇し7万5466ドルとなった。上昇率はいずれも前年を下回った。前年は通学制の授業料が、少なくとも過去10年で最大の伸びを記録していた。

学費が高騰するなかでも、S&Pが格付けする私立学校のうち、約3分の2で在籍者が増加した。S&Pのシニアアナリスト、スー・リュー氏は、独立系の私立学校は「価格決定力を発揮できる」とし、「非常に有利な位置にある」と述べた。

 

教育業界は出生率低下に伴う学齢人口減少に直面する一方、学校選択の自由拡大で競争も激化している。高騰する学費に見合う価値を示すため、学校側は施設やサービスの充実を進め、縮小する生徒層の取り込みを図っている。

リュー氏は「多くの優れた私立学校の選択肢に加え、授業料が不要な代替校もあるため、競争力を維持しようと、各校は運動施設の近代化やウェルネスセンターの新設、校舎の改修、STEM(科学・技術・工学・数学)教育向けの施設整備に力を入れている」と述べた。

原題:US Private Schools’ Average Tuition Approaches Record $50,000(抜粋)

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