(ブルームバーグ):マクロン仏大統領は、ティエリ・ブルトン元欧州委員らに科された制裁の解除を求める書簡をトランプ米大統領に送付した。
トランプ米政権は昨年12月、域外適用による検閲に当たる形でオンライン上のヘイトスピーチを取り締まろうとしたとして、ブルトン氏や複数の活動家に対しビザ発給禁止措置を科した。当時、マクロン氏はこれを欧州の主権を損なう威嚇行為だと非難していた。
仏紙ラ・トリビューン・ディマンシュが22日に報じた書簡の抜粋によると、マクロン氏は「ティエリ・ブルトン氏に科された制裁は欧州の規制上の自律性を損なうものであり、さらに誤った分析に基づいている。欧州のデジタル規制は域外に効力は及ばず、欧州域内の全ての対象企業に差別なく適用される」と述べた。
仏大統領府の報道官は書簡を確認した。
マクロン氏は今年の主要7カ国首脳会議(G7)議長国として、ソーシャルメディアや言論の自由を主要課題に据え、トランプ氏に異議を唱える構えだ。マクロン氏は子どものソーシャルメディア利用制限を推進しており、この問題についてトランプ氏と直接協議する意向を示していた。
原題:Macron Asks Trump to Lift Sanctions on European Officials(抜粋)
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