(ブルームバーグ):米セントルイス連銀のムサレム総裁は20日、米連邦最高裁がトランプ大統領の世界的な関税措置を一部無効と判断した後、政権が代替手段で大半の関税を維持すれば、自身の経済見通しは大きくは変わらないとの考えを示した。
同総裁はFOXビジネスとのインタビューで、「もし1対1で置き換えられるのであれば、今後の見通しを大きく変えることは恐らくないだろう」と述べた。また、企業が払い戻しを受けるのか、受ける場合はいくらになるのかについても理解を深めたいと語った。

最高裁は同日、トランプ大統領が1977年国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づいて各国・地域に関税を課したことや、合成麻薬フェンタニルの米国流入対策として輸入関税を発動したことは大統領権限の逸脱に当たると判断した。判決は6対3だった。
ムサレム総裁は年内利下げの可能性について問われると、連邦準備制度の政策金利は、景気を刺激も抑制もしないとされるいわゆる中立金利と同水準かそれ以下にあると指摘した。
今週公表された連邦公開市場委員会(FOMC)1月下旬開催会合の議事要旨によると、政策金利を据え置いた同会合で、当局者らが利下げに対して一段と慎重な姿勢を強めていたことが示された。
同総裁は「私にとって、現在の政策は、インフレ面であれ雇用面であれ、われわれの使命のいずれの側面にも対応できる非常に良い位置にある」と述べた。
原題:Fed’s Musalem Says Outlook Unchanged If Tariffs Replaced 1-for-1(抜粋)
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