(ブルームバーグ):20日の米国株式市場で、サイバーセキュリティー関連のソフトウエア銘柄に売りが膨らんだ。人工知能(AI)スタートアップの米アンソロピックがAIモデル「クロード(Claude)」にセキュリティー機能を追加したことが材料視された。
クラウドストライク・ホールディングスとクラウドフレアはいずれも約8%下落。ゼットスケイラーは5.5%、セイルポイントは9.4%、オクタは9.2%いずれも軒並み安となった。グローバルXサイバーセキュリティ上場投資信託(ETF)は4.9%安と、2023年11月以来の安値で終えた。
アンソロピックは新たなツール「Claude Code Security(クロード・コード・セキュリティー)」について「コードベースを解析してセキュリティー上の脆弱(ぜいじゃく)性を特定し、最終的に人間が確認することを前提に、的を絞ったソフトウエアパッチを提案する」と説明。現時点では限定的な研究プレビューとして提供していると述べた。

市場では最近、アンソロピックなどAI企業の新サービスによって事業モデルが脅かされるとの懸念から、幅広いセクターで売りが拡大。シェアーズ拡大テック・ソフトウエアETFは年初来で23%超下落しており、四半期ベースでは2008年の世界的な金融危機以来の大幅安となる勢いだ。
トリプルDトレーディングのヘッドトレーダー、デニス・ディック氏は「ソフトウエア株には継続的な売りが出ており、今日はニュースの見出し一つでセキュリティー株が瞬時に売り込まれた」と指摘。「こうした相場は投資家にとって恐ろしい。AIによる脅威の兆しが表面化した途端、容赦のない売りが膨らむ。少し前にはソフトウエア株の下げは行き過ぎだとの声もあったが、それでも下げ続けているため、慎重姿勢を維持することは理にかなう」と述べた。
原題:Cyber Stocks Slide as Anthropic Unveils Claude Security Tool (2)(抜粋)
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