英資産運用大手シュローダーは、イングランド銀行(英中央銀行)の利下げが英国債相場の上昇を促すとの見方から、英国債を買い増し、より長期の債券へと投資対象を広げている。

これまでは、政策金利に敏感な短期ゾーンの取引に重点を置いてきたが、今週は10年債まで投資期間を延ばした。11億ドル(約1700億円)規模のグローバル債券ファンドを運用するジェームズ・リンガー氏がインタビューで明らかにした。

長期の国債は財政や政治リスクの影響を受けやすい。シュローダーの今回の動きは、少なくとも短期的には英国債市場が、不安定な国内政治よりも中央銀行の政策に左右されるとの見方を反映している。

リンガー氏は「われわれはイングランド銀行主導の英国債の動きを見込んでいる」と述べた。「足元の政治的な雑音をやや懸念していたが、少なくとも地方選挙までは乗り越えたようだ」と語った。

英インフレと労働市場の指標が今週発表され、利下げの根拠が強まったことを受け、投資家は英国債の見通しを修正している。市場は現在、年末までに0.5ポイントの利下げを完全に織り込んでいる。月初時点の確率は50%だった。

英国債価格は19日、米国債の動きに追随して下落。10年債利回りは2ベーシスポイント(bp)上昇し4.39%となった。

原題:Schroders Buys Gilts, Shifts Focus to 10-Year Bonds in BOE Bet(抜粋)

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