(ブルームバーグ):食事宅配サービスを手掛ける米ドアダッシュの株価が18日、時間外取引で急上昇した。レストランのテイクアウト以外への事業拡大が奏功し、1-3月期の注文総額の見通しが市場予想を上回った。
決算発表直後に一時12%下落したものの、その後10%超の上昇に転じた。18日のニューヨーク市場での終値は173.38ドルで、年初来の下落率は23%。
同社は、1-3月期の総注文額が310億-318億ドル(4兆8100億-4兆9400億円)に達するとの見通しを示し、アナリスト予想の平均である307億ドルを上回った。
発表によると、2025年10-12月期は、新規の顧客数が2桁の伸びを記録し、総注文件数は9億300万件と市場予想を上回った。期間中の総注文額は前年同期比39%増の297億ドルとなり、こちらも市場予想を上回った。
この見通しは、デリバリー需要の底堅さを示す一方で、成長分野への投資拡大が短期的には利益を圧迫する可能性も示唆する。今月初めには、競合のウーバー・テクノロジーズも、デリバリー部門のグロスブッキング(受注総額)が前年同期比26%増と、市場予想を上回る伸びを記録した。
ドアダッシュは強固なキャッシュ創出力を背景に、競争が激化する食料品や小売分野のデリバリー事業など、成長領域に投資を加速させている。昨年は、ウーバーやインスタカート、ウォルマート、アマゾン・ドット・コムなどの競合に先んじるため、数十億ドル規模の買収を実施した。
トニー・シュー最高経営責任者(CEO)は、40カ国以上で展開する各ブランドの新サービスを統合するため、基幹システムの再構築という必要ではあるが「痛みを伴う作業」に取り組んでいると述べた。
「われわれは、中国以外では最大級であるローカルコマースプラットフォームを支える既存システムを運営しながら、各ブランドで得た最良の知見を結集した新たなプラットフォームを構築することを選んだ」と、シュー氏は18日の株主宛て書簡で説明した。
同社によれば、この取り組みにより、世界中の同社エンジニアが同一のプロジェクトに取り組み、データ分析チームが共通のデータセットを活用できるようになるなどの利点があるという。
1-3月期の調整後EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前・その他償却前利益)は6億7500万-7億7500万ドルと、アナリスト予想平均の8億100万ドルを下回る見通しを示した。
原題:DoorDash Gains After Projecting Order Growth Topping Estimates(抜粋)
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