米メタ・プラットフォームズは、人工知能(AI)半導体で圧倒的シェアを占める米エヌビディアのプロセッサーを今後数年間で「数百万個」導入することで合意した。AI業界を代表する2社の関係が一段と緊密になる。

17日の発表資料によると、エヌビディアの売上高の約9%を占めるメタは、エヌビディアからのAI向けプロセッサーやネットワーク機器の調達を拡大する方針。加えて、独立型コンピューターの中核として、エヌビディアの中央処理装置(CPU)「グレース」に依拠する計画だ。

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

導入には、エヌビディアの最先端AI半導体「ブラックウェル」および次世代AIアクセラレーター「ルービン」を基盤とする製品が含まれる。

メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は発表資料で「エヌビディアとのパートナーシップを拡大し、ルービンを活用した最先端クラスターを構築することで、世界中の全ての人に個人向けのスーパーインテリジェンスを提供する」と述べた。

今回の合意は、AIを巡る環境が変化する中で、メタのエヌビディアに対する支持を改めて示すものだ。エヌビディアのシステムは依然としてAIインフラの事実上の標準とみなされ、同社に数千億ドル規模の収益をもたらしている。一方で競合各社も代替製品を投入しており、メタ自身も自社設計部品の開発を進めている。

合意発表後の時間外取引で、エヌビディアとメタの株価はいずれも1%余り上昇した。AI向けプロセッサーでエヌビディアと競合するアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は約3%安となった。

エヌビディアのアクセラレーテッド・コンピューティング担当バイスプレジデント、イアン・バック氏は、今回のコミットメントについて具体的な金額やスケジュールは示していないと述べた。

原題:Meta Deepens Nvidia Ties With Pact for ‘Millions’ of Chips (1)(抜粋)

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