1月の米中古住宅販売件数は、約4年ぶりの大幅な落ち込みとなった。記録的な寒波と大規模な冬の嵐に見舞われたことが影響した。

1月下旬に米国の広い範囲を襲った強い冬の嵐により、多くの住宅取引の成約が遅れた可能性がある。特に被害の大きかった南部では販売件数が9%減少し、年率換算で181万戸となった。南部は全米最大の住宅販売地域でもある。その他の地域でも販売件数は大きく減少した。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は発表文で「1月は平年を下回る気温と平年を上回る降水量となり、販売減少の根本的な要因を見極めるのが難しくなっている。今月の数字が一時的な振れにすぎないのかどうかも判断しづらい」と述べた。

住宅市場にとって明るい材料の一つは、購入のしやすさが改善している点だ。住宅ローン金利が足元で低下し、住宅価格の上昇ペースも鈍化している。NARの住宅アフォーダビリティー指数は先月、2022年以来の高水準に上昇した。ただ、新型コロナ禍前の水準にはなお及ばない。

住宅購入のしやすさが持続的に改善しなければ、市場の回復には時間がかかる可能性がある。

NARによると、1月の中古住宅の販売価格中央値は前年同月比0.9%上昇し、39万6800ドルとなった。初回購入者の割合は31%となり、前月の29%から小幅に上昇。前年同月の水準も上回った。

中古住宅の在庫は前年同月比3.4%増の122万件。供給が持ち直していることが、住宅価格の上昇を抑える一因となっている。ただユン氏は、販売を押し上げるには供給がさらに大幅に増える必要があるとの見方を示した。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Home Resales Fall Most in Four Years Despite Lower Rates(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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