中国・北京では、きょうから飲食店に入る際、48時間以内のPCR検査の陰性証明が不要となりました。
客
「(陰性証明不要は)いいことだと思います。PCR検査をしたくてもできないので」
一方、市内の発熱外来には、けさも20人以上の列が。
発熱外来を受診した人
「家族全員コロナにかかりました。同じマンションで50人は感染しています」
「感染者は多いと思います。PCR検査はしていませんが、みんな症状が出ています」
中国政府は、全国の医療機関に5万か所近くの発熱外来を新たに開設したとアピール。また、江蘇省や広東省では、使われなくなった臨時のPCR検査場を発熱外来に急きょ「改造」するなど、対応に追われています。
さらに懸念されているのが、医療体制のひっ迫です。
病院関係者
「多くの病院がまひ状態です。北京では定年退職した人を再雇用しています」
これは、北京の病院で12日、会議中に録られたとされる音声です。医療スタッフにも感染が広がり、定年退職した人を呼び戻しているといいます。
また、中国メディアによりますと、河南省では医療従事者に対し、来年の3月末まですべての休暇を返上して患者の対応に当たるよう指示が出されるなど、各地で人手不足が課題となっています。

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