(ブルームバーグ):イーロン・マスク氏が創設した人工知能(AI)スタートアップxAIのAIチャットボット「Grok」が、性的な画像を生成・共有した問題で、英国データ保護機関(ICO)は3日、調査を開始すると発表した。規制当局によるGrokへの監視が強まっている。
ICOは、こうした画像生成の際、個人データが誤って取り扱われたかどうかを中心に調べるとしている。個人データが合法的かつ公正に処理されたか、有害なディープフェイク生成を防ぐ十分な安全対策が講じられていたかを検証するという。
ICOのウィリアム・マルコーム事務局長は、国際機関や、すでに調査を始めている英放送通信庁(Ofcom)と連携していると述べた。
Grokは1月、X(旧ツイッター)上で、利用者の求めに応じ、女性や子供など実在の人物の同意を得ずに性的なAI画像を作成したことで、世論や政界の怒りを買った。ブルームバーグは、Grokはこうした画像を1時間あたり数千枚生成した。xAIは最終的にX上でのGrokの画像生成機能を制限した。
Grokは複数の国で一時的に利用停止となり、欧州連合(EU)とフランスで調査を受けている。フランス当局は3日、性的ディープフェイクを含むソーシャルメディアの不正利用疑惑があるとして、パリにあるXのオフィスを家宅捜索した。
ICOはxAIに対し、1750万ポンド(約37億3100万円)か年間売上高の4%のうち、より高額な制裁金を科す権限がある。ICOは、性的素材の作成は「英国のデータ保護法上深刻な懸念を引き起こし、公衆に重大な危害をもたらすリスクがある」としている。
原題:Elon Musk’s xAI Faces Second UK Probe for Grok Sexualized Images(抜粋)
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