北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正氏が談話でICBM=大陸間弾道ミサイルをめぐり、長い飛行距離が出る通常の角度での発射に踏み切る可能性をうかがわせました。
“韓国にうんざりする”との談話をきょう発表した金正恩総書記の妹・与正氏。
朝鮮労働党 金与正副部長
「すぐにやればできることで、見れば分かることではないか」
実際の角度で撃ってみなければ分からないとの韓国側の指摘に反発して見せ、これまで見られた高い角度ではなく通常角度での発射の可能性を示唆しました。JNNの取材に韓国政府関係者は…
韓国政府関係者
「近い時期、北朝鮮は発表が正しいことを立証するためにこれまでと違う形で発射する可能性が高い」
また北朝鮮外務省は、「反撃能力」の保有が明記された日本の新しい安保関連文書について「どれほど不快に思っているか実際の行動で示す」との報道官の談話を発表。今後もミサイル発射などを続ける構えです。
一方、韓国国防省によると、アメリカ軍の戦略爆撃機B-52Hとステルス戦闘機F22は、きょう済州島南西の韓国の防空識別圏で韓国軍と合同演習を行ったということで、北朝鮮が反発する可能性もあります。

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