(ブルームバーグ):ドルが下落するなら欧州やその他地域の株式の魅力が相対的に増すため、投資家は米国株に対するエクスポージャーを引き下げるべきだと、ピクテ・ウェルスマネジメントが指摘した。
同社の投資オファリング責任者を務めるジェラルディン・サンドストロム氏はロンドンで開かれた報道各社との会合で、米国外におけるドルの購買力に対する懸念や財政刺激策の影響が、欧州株をより魅力的な投資先にしていると述べた。
サンドストロム氏は「米国を減らし、その他を増やす」よう推奨。今後投資が相次ぐ見通しの欧州の防衛およびインフラ分野こそ、「稼げる場所」だと語った。
ドルの強さを示す指標は今週、ほぼ4年ぶりの水準に低下。28日はやや反発しているものの、米国の予測不能な政策運営、関税を巡る脅し、連邦準備制度理事会(FRB)への攻撃が、米国資産に対する外国投資家の意欲をそいでいる。
欧州株は昨年初め以降、ドル建てでの上昇率が38%に達し、S&P500指数の2倍に上る。
ドイツが防衛・インフラに数千億ユーロを投じると約束していることもあり、欧州株の見通しは引き続き明るい。ブルームバーグ・インテリジェンスがまとめたデータによると、ストックス600構成銘柄の利益は昨年ほぼゼロ成長にとどまったものの、今年は約10%増加すると、アナリストらは予想している。
米国株はMSCIワールド指数の70%余りを占めているが、この比率は10%程度低下する可能性があると、サンドストロム氏はみている。
この資金は主に欧州に振り向けられそうだが、新興市場にも向かい、ドル安の恩恵を受けるだろうと、同氏は予想した。
原題:Pictet Wealth Says ‘Less US, More of the Rest’ as Dollar Falters(抜粋)
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