2月に開催されるミラノ・コルティナ冬季五輪大会に、米国が移民・関税執行局(ICE)職員の派遣を計画していることについて、イタリアの当局者が抗議している。米国内で強硬に移民を取り締まるICEの役割が、海外でも反発を招いている。

ミラノのサラ市長は地元ラジオで、ICEの職員をミラノは「歓迎しない」と述べた。この発言にはコンテ元首相ら野党指導者も同調。イタリア政府に対し、ICE職員の入国を禁止するよう要求している。

ICE職員の入国阻止を政府に求めるオンライン請願書には、数時間で3万以上の署名が集まった。

米シークレットサービスの関係者によると、ICE職員はバンス副大統領とルビオ国務長官の警護チームのメンバーとしてイタリアに派遣される。計画内容が公表されていないことを理由に匿名を条件に語った。

同関係者によると、ICE職員は国務省の外交保安局を支援し、副大統領と国務長官の車列のルート沿いで警備に当たることになり、捜査活動は行わない。2月6日に開幕する五輪大会の警備はイタリア当局が統括する。

これまでは、こうしたイベントにICE職員が参加することはルーティン的と考えられていた。しかし、米トランプ政権の移民取り締まりでICEが主導的な役割を果たしていることや、ミネアポリスで米市民2人が連邦捜査官に撃たれ死亡したことで批判が強まっている。

原題:Italians Protest US Plans to Deploy ICE at Winter Olympics(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.