金価格が史上初めて1オンス=5000ドルを突破したことを受け、オプショントレーダーらは金のさらなる上昇に賭けている。

金価格は2.5%高の5100ドル超まで上昇した。広範な金属相場上昇の一環で、投資家が国債や通貨を避け、金や銀など実物資産に資金を移す「ディベースメント取引(通貨価値下落に備えた売買)」が再び活発化していることが背景にある。トランプ米大統領が第2次世界大戦後に築かれたルールに基づく国際秩序に挑戦する中で、投資家は米国資産からの分散を一段と進めるとみられている。

ニューヨーク商品取引所(Comex)の金先物のインプライド・ボラティリティーは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のピーク期だった2020年3月以来の高水準に上昇した。世界最大の金上場投資信託(ETF)であるステート・ストリートのSPDRゴールド・シェア(ティッカー:GLD)でもボラティリティーが上昇し、投資家が大幅な値上がりを見込む取引を増やしている。

オプション市場ではコール・スプレッド取引が活発だった。Comex金先物4月限では、5550ドル/5600ドルのスプレッドが約5000枚取引され、また5500ドル/6000ドル/6500ドルの1x3x2戦略も1000回成立した。

価格が主要な権利行使価格に近づく中で、投資家はポジションをより高い水準に繰り上げている。コール・オプションを売っているマーケットメーカーは、相場上昇に伴うリスクをヘッジするため、先物を追加購入する必要が生じる可能性がある。これがガンマ主導のスクイーズを誘発し、相場を一段と押し上げる展開も考えられる。

原題:Options Traders Bet on Further Gold Rally After Breaking $5,000(抜粋)

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