欧州連合(EU)は、向こう半年間で930億ユーロ(約17兆2800億円)相当の米国製品に報復関税を課す計画を棚上げにする。トランプ大統領が米国のグリーンランド併合に反対する一部の欧州諸国に対する関税発動を見送ると発表したことを受けた措置。

EUの通商政策を担う欧州委員会は、2月7日に期限切れを迎える貿易上の対抗措置停止を延長する提案を行う見通しだと、ギル報道官が明らかにした。

ギル報道官は23日、ブリュッセルで記者団に対し、「報復の応酬に陥ることなく、われわれは外交的・政治的手段で目的を達成できた。われわれは常にこのようなアプローチを優先する」と説明。停止延長は6カ月で、必要に応じて随時、停止を解除して発動できるようになっていると、同報道官は述べた。

グリーンランドを巡るトランプ氏の強硬姿勢で米欧関係は緊張し、欧州首脳の間では米国に対してEUの最も強力な対抗手段である「反威圧措置(ACI)」を発動すべきだとの声も上がっていた。一方、欧州議会は米国とEUの通商協定の批准採決を無期限で延期した。

だが、トランプ氏の方針転換を受け、欧州議会は批准採決を行う見通しになったと、メツォラ議長が22日に記者団に説明した。

原題:EU to Suspend Planned Counter Tariffs on €93 Billion of US Goods(抜粋)

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