(ブルームバーグ):次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長人事を巡り、ブラックロックの幹部リック・リーダー氏が有力候補としての地位を固めていることが、政権の内情に詳しい複数の関係者の話から分かった。ウォール街での確かな経歴とFRB改革に前向きな姿勢が評価されているという。
リーダー氏は中央銀行トップとしての風格を備えていると受け止められているほか、FRB改革に関して数多くの提案を行い、トランプ大統領の関心を引いたと、関係者が明らかにした。
また同氏は他の最終候補3人とは異なりFRBでの勤務経験がなく、組織に縛られていないとみられている点も追い風となっているという。非公開の情報だとして関係者らはいずれも匿名を条件に語った。

政権関係者が市場関係者にトランプ氏が次期FRB議長に指名する4人の候補者リストについて意見を求める中で、リーダー氏は債券市場参加者からおおむね好意的な反応を引き出しているという。
他の候補には、ハセット国家経済会議(NEC)委員長、ウォラーFRB理事、ウォーシュ元FRB理事が含まれる。
今週の世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に出席した企業幹部や投資家の間でも、私的な場でリーダー氏への支持が表明されたという。
トランプ氏は22日に記者団に対し、候補者への面接をすでに終え、意中の人がいると述べたが、詳細は明らかにしなかった。数カ月にわたり議長選考を主導してきたベッセント財務長官は、トランプ氏が早ければ来週、決定を発表する可能性があるとしている。
ホワイトハウスのデサイ報道官は声明で、「トランプ大統領による正式な発表があるまでは、FRB議長指名プロセスに関するいかなる報道も無意味な臆測に過ぎない」と述べた。ブラックロックの広報担当者はコメントを控えた。
関係者によれば、トランプ大統領の側近の間で最近、リーダー氏を巡り一つの懸念が浮上しており、中銀トップに就任後に大統領の意向に沿って迅速に利下げを行うか、それとも独立した姿勢を示すかどうかが不安な点だという。トランプ氏は、利下げに積極的な中銀トップを望んでいると発言している。
原題:Rieder’s Market Support, Fed Plans Seen as Boon for Chair Job(抜粋)
(関係者の話を追加して更新します)
--取材協力:Annmarie Hordern.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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