23日の欧州債券市場は、中期債を中心にドイツ債が下落した。ドイツの1月のHCOB総合購買担当者指数(PMI)が予想を上回ったことを受けた動きだ。スワップ市場は、欧州中央銀行(ECB)が今年1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利上げするとの見方を示している。

フランス債はユーロ圏の他の国債を上回るパフォーマンスを示した。ルコルニュ首相が2026年度予算を巡る2度の不信任決議を乗り切ったことで、政局への不安が後退した。ドイツとフランスの10年債の利回り差(スプレッド)が58bpと、2024年6月以来の水準まで縮小した。

この動きは、イタリア債とドイツ債のスプレッド縮小にもつながり、2008年以来初めて60bpに達した。

英国債は、12月小売売上高と1月PMIがアナリスト予想を上回ったことを受け、イールドカーブがベア・フラット化した。イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のグリーン委員が「米国の低金利が、英国のインフレを加速させる可能性がある」と警告したことを受け、短期金融市場が利下げ予想を縮小した。今年の利下げ幅は36bpと予想されている。

欧州株は、週ベースで2カ月ぶりの下落幅となった。デンマークの自治領グリーンランドを巡る問題など地政学的リスクが継続し、原油価格の高騰が航空株を下落させた。

ストックス欧州600指数は、約0.1%下落し取引を終えた。今週5日間で1%下落し、6週間ぶりの週間下落となった。

旅行・レジャー株は、銀行、消費財、建設などの景気敏感セクターとともに、最も大きく下落した。通信や鉱業セクターは、他セクターを上回るパフォーマンスだった。

1月23日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:OAT-Bund Gap Falls to Lowest Since June 2024: End-of-Day Curves、European Stocks Snap Five-Week Winning Streak as Airlines Drop(抜粋)

--取材協力:Sagarika Jaisinghani.

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