(ブルームバーグ):米国務省は、75カ国の国民を対象に、移民ビザの発給を一時停止する方針を固めた。対象国には、ブラジルやイランなどが含まれる。主に、米国内で生活する際に公的扶助を必要とする外国人を対象とする方針だ。
移民ビザの発給停止は21日に開始する。この措置は米国での就労や永住を目的とする渡航者のみに適用される見通し。未公表の情報だとして関係者が匿名を条件に明らかにした。
観光ビザや一時的な就労ビザは対象に含まれないという。今夏、米国ではサッカーのワールドカップ(W杯)が共同開催される予定で、訪米観光客が増えると予想されている。
国務省はX(旧ツイッター)への投稿で、この措置は「米国の公的扶助に依存するケースが多い移民の出身国を対象に適用する」と説明している。
ただ、移民が米国の財政を圧迫しているとのトランプ米政権の主張は、第三者機関の研究結果と食い違っている。ケイトー研究所や米国移民評議会などは、それぞれの独自の研究を通じて「移民による公的扶助の利用は米国生まれの市民と比べて少ない」と結論づけている。
原題:US Will Halt Issuing Immigrant Visas for Dozens of Countries (2)(抜粋)
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