(ブルームバーグ):2025年12月の米雇用統計では、雇用者数の伸びが市場予想を下回った。労働市場が徐々に鈍化した1年を締めくくる内容となった。
発表直後、S&P500種株価指数は上昇して取引を開始。米10年債利回りは小幅な動きとなっていた。
◎Bライリー・ウェルスのチーフ・マーケット・ストラテジスト、アート・ホーガン氏
雇用統計は強弱混在だ。企業が採用にも解雇にも慎重な状況が続いている。3カ月ぶりに予定通りに発表された今回の雇用統計は、全般に悪いニュースより良いニュースの方が多かったというのが主な印象だ。
◎みずほインターナショナルの欧州・中東・アフリカ(EMEA)マクロ戦略責任者、ジョーダン・ロチェスター氏
完璧ではないが、失業率の低下と今週発表されたISM非製造業指数の上昇を合わせて考えると、ここであまりハト派的になるのは難しい。新しいFRB議長が就任するまで利下げはないという見方が、今週は維持されるはずだ。
◎ステート・ストリートのマクロ・マルチアセット・ストラテジスト、ケイラ・セダー氏
この日発表されたデータは労働市場の弱さよりもバランスが獲れていることを示唆した。経済に問題はないと示唆するのに十分強い数字だが、金融政策の劇的な変化を市場に想定させるほどには強くない。その点で株式には追い風になる。
◎クリアブリッジ・インベストメンツの経済・市場戦略責任者ジェフ・シュルツ氏
明るい点としては、失業率が4.4%に低下した。失業率の上昇は大きな懸念要因とされ、この1年の労働市場の弱さを象徴していたからだ。悪い点としては、過去データの修正で雇用の創出がこれまで考えられていたほどではなかったことだ。民間雇用者数が大きく修正された。
これを受けて連邦公開市場委員会(FOMC)は当面、金利を据え置くはずだ。ただ労働市場のさらなる軟化の兆候が出ないか、警戒は続けるだろう。
◎エコフィ・インベスティスメンツのファンドマネジャー、カレン・ジョルジュ氏
悲惨な結果にはならなかった。この凡庸な数字に連邦公開市場委員会(FOMC)は当面満足するだろうと、市場は受け止めた。
原題:Stocks Shrug Off Tariff, Rates Woes as Bonds Slip: Markets Wrap(抜粋)
原題:Dollar Edges Up Following Mixed Payrolls Report: Inside G-10(抜粋)
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