2025年10月の米住宅着工件数は、新型コロナウイルス禍発生後の20年5月以来の低水準に落ち込んだ。米政府機関閉鎖の影響で遅れて公表された今回のデータでは、住宅価格とローン金利の高止まりを背景に、建設業者が抑制姿勢を続けていたことが示された。

一戸建て住宅の着工件数は5.4%増加し、年率換算で87万4000戸となった。ただ、なお過去2年の低水準近辺にとどまっている。

今回のデータからは、住宅建設業者が秋に減速姿勢を続け、工期の短縮など効率化を図りながら、需要の回復を待っていたことがうかがわれる。米住宅建設業者の業況感を示す指数は39と低水準にとどまっている。同指数は50を上回ると、事業環境を悪いとみるよりも良いとみる住宅建設業者が多いことを示す

もっとも、住宅の手頃さを巡る状況には一定の改善もみられる。5月には7%近くまで上昇していた住宅ローン金利は9月から10月にかけて低下。今月上旬には6.25%と、およそ1年ぶりの水準に下がった。また、8月までの最新の連邦政府統計によると、新築住宅価格は昨年の大半の期間で下落していた。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Housing Starts Fall to Lowest Level Since May 2020(抜粋)

(詳細を追加して更新します)

--取材協力:Chris Middleton.

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