米ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループが7日発表した9-11月(第4四半期)決算は減益となった。米自動車部品メーカー、ファースト・ブランズ・グループの経営破綻に関連して3000万ドル(約47億円)の税引き前損失を計上したことが響いた。

発表資料によると、9-11月期の純利益は前年同期比7.2%減の1億9100万ドル(約300億円)だった。

企業の合併・買収(M&A)やトレーディング分野の回復が業績を支えたものの、昨年破産申請したファースト・ブランズに関連する資産運用部門の損失が痛手となった。ジェフリーズはファンド「ポイント・ボニータ」に6%出資しているが、同ファンドは、ファースト・ブランズの顧客に対する売掛債権を7億ドル強保有していた。

ジェフリーズは以前から、ポイント・ボニータを通じたファースト・ブランズへのエクスポージャーを明らかにしていた。同ファンドは、ジェフリーズのリューカディア・アセット・マネジメント部門が運用している。

他の事業部門では全般的に好調だった。発表によると、総収入は5.7%増の20億7000万ドルと、第4四半期として過去最高を記録した。

投資銀行部門は勢いを増し、収入は20%増の11億9000万ドルと大きく伸びた。

リチャード・ハンドラーCEO

ジェフリーズの決算は、トランプ大統領による貿易戦争や地政学的緊張が続く中、米金融業界が2025年終盤をどう乗り切ったかを占う材料となる。同社の実績を踏まえると、来週決算を発表する米大手銀行でも、投資銀行部門の収入増が確認される可能性がある。

ブライアン・フリードマン社長とリチャード・ハンドラー最高経営責任者(CEO)は株主宛て書簡で、同社のサービスにとって「市場環境は総じて力強い」と説明した。

アドバイザリー収入は6.2%増の6億3400万ドルで過去2番目の高水準となった。債券・株式引き受け収入も約5億5600万ドルに増加した。市場シェアの拡大に加え、株式引き受けの活発化が寄与したという。

資本市場部門の収入は約6億9200万ドルで、前年同期比6.2%増加した。株式業務が18%増と好調で、債券トレーディング収入の14%減を補ったとしている。

同社は業績見通しを公表していないが、発表文の中で「環境は一段と好転している」との見方を示した。

フリードマン氏はインタビューで「この勢いが2026年も続くことを、あらゆる兆候が示している。重大な事態が発生しない限り、26年はM&Aや資本市場が活況を呈する力強い1年になるだろう」と語った。

ジェフリーズの株価は7日の時間外取引で下落。米東部時間午後4時18分(日本時間8日午前6時18分)時点で1%安の64ドル。過去1年間では19%下落している。

原題:Jefferies Takes $30 Million Hit on First Brands as Profit Drops(抜粋)

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