ドイツでホテルに設置されていた世界最大級の水槽が大破し、溢れ出た水などで周辺の道路が封鎖される事態となりました。
首都ベルリンのホテルのロビーに設置された巨大な水槽「アクア・ドーム」。高さは14メートルと円筒形の水槽として世界最大級の大きさで、100万リットルの水の中で1500匹の魚が回遊します。
このアクアドームが16日早朝、突然大破しました。ほぼすべての水が流れ出し、ホテルのロビーや窓ガラスなどを破壊。さらに水はがれきなどとともに施設外にもあふれ、周辺の道路は通行止めとなりました。
当時、ホテルには宿泊客などもいましたが、早朝の時間帯だったこともありガラスの破片で2人が軽いけがをしただけだということです。
水槽はアクリル製で、警察は気温が急激に低下したことで事故につながった可能性もあるとみて調べを進めています。
ロイター通信によりますと、水槽の設計者は2003年完成に先立ち、安全性について「武器を使えば小さな穴くらいは空くだろうが、全体が壊れることはない。そんなハリウッドのようなことは起こり得ない」と話していたということです。

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