数々の名作映画に出演し、監督としてもアカデミー賞を受賞した米俳優ロバート・レッドフォードさんが16日、死去した。89歳だった。サンダンス映画祭を創設し、「インディペンデント映画のゴッドファーザー」とも称された。

長年の広報を務めたシンディ・バーガー氏によると、ユタ州の自宅で息を引き取ったという。

レッドフォードさんは1960年代から約60年にわたり、英雄的な役柄やロマンチックな人物を演じ、多くのヒット作を残した。代表作には、長年の友人ポール・ニューマンさんと共演した「明日に向って撃て!」や「スティング」、さらには「大統領の陰謀」、「ナチュラル」などがある。

「明日に向って撃て!」と「大統領の陰謀」はいずれも米映画協会が選ぶ「米映画ベスト100」に名を連ねている。「大統領の陰謀」では、レッドフォードさんとダスティン・ホフマンさんがワシントン・ポストの記者、ボブ・ウッドワード氏とカール・バーンスタイン氏をそれぞれ演じた。

監督デビュー作となった「普通の人々」でアカデミー賞の監督賞を受賞。その後も「リバー・ランズ・スルー・イット」や「クイズ・ショウ」を手がけ、「モンタナの風に抱かれて」では監督と主演を兼ねた。

原題:Robert Redford, Film’s Quintessential Leading Man, Dies at 89(抜粋)

(情報を追加して更新します)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.