(ブルームバーグ):中国は2026年、消費財の買い替え促進策に対する補助金として625億元(約1兆4000億円)を拠出する。国内需要の下支えと、国外要因による逆風への対応を目的とした景気刺激策を継続する。
中国政府は超長期の特別国債を発行し、補助金の第1弾として625億元を調達する計画だと、国家発展改革委員会(発改委)が30日の声明で明らかにした。
政策効果を最大化するため、地方政府に対し「実施のペースを適切に調整し、補助金を均衡かつ秩序ある形で活用する」よう指導すると、発改委は付け加えた。
長期化する不動産不況や持続的なデフレで打撃を受けた消費を安定させるため、中国政府は24年半ば以降、補助金を提供してきた。当局は、米国との関税休戦が続く一方で、他国との新たな摩擦の兆しにも警戒を続けており、国内需要の拡大を26年における最も重要な経済課題として掲げている。
原題:China Unveils Initial $9 Billion in Consumer Subsidies for 2026(抜粋)
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