アメリカ国防総省が公表した中国の軍事動向に関する年次報告書について、中国国防省は「国防政策を悪意を持って歪曲している」と反発し、「強烈な不満と断固たる反対」を表明しました。
アメリカ国防総省は23日付の報告書で、中国が台湾侵攻を可能とする軍事力の整備を「進展させ続けている」とし、「中国は2027年末までに台湾をめぐる戦争に勝利できる能力を獲得できるとの見通しを持っている」と分析しています。
この報告書について、中国国防省の報道官は25日、「内政に粗暴に干渉し、中国の国防政策を悪意を持って歪曲している」と反発し、「強烈な不満と断固たる反対」を表明しました。
そのうえで、「中国は国防と軍隊の現代化を推進しているが、これは国家の主権・安全・発展の利益を守るためだ」として、「防御的な国防政策」をとっていると主張しました。
また、台湾について「中国の台湾であり、台湾問題をどのように解決するかは中国人自身が決めることだ」とし、介入しないよう求めています。
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