アクティビスト(物言う投資家)のネルソン・ペルツ氏率いる投資会社トライアン・ファンド・マネジメントと、グローバル投資会社ジェネラル・カタリストは、英資産運用会社ジャナス・ヘンダーソン・グループを買収することで同社と合意した。ジャナス・ヘンダーソンを約74億ドル(約1兆1600億円)と評価する内容だ。

22日の発表によると、ジャナス・ヘンダーソンの株主は1株につき現金49ドルを受け取る。10月に投資家側が提示していた1株46ドルから引き上げられた。トライアンは既にジャナス・ヘンダーソン株の20.6%を保有しており、2022年以降は同社取締役会にも参画している。

動画:トライアンとジェネラル・カタリストによるジャナス・ヘンダーソン買収に関するブルームバーグテレビジョンの報道

今回の動きは、約4840億ドルの運用資産を抱えるジャナス・ヘンダーソンへのトライアンの投資を巡る、最新の大きな転換点となる。トライアンは、2017年の統合でジャナス・ヘンダーソンが誕生して以降、顧客流出が続いていたことを受け、旧経営陣の刷新を図るとともに、顧客離れを食い止めるよう同社に働きかけてきた。トライアンは2020年10月に、ジャナス・ヘンダーソンへの投資を初めて公表した。

22日の米株式市場でジャナス・ヘンダーソンは上昇。ニューヨーク時間午前10時5分現在、前営業日比3.4%高の47.58ドル。買い手グループには、カタール投資庁(QIA)や米保険会社マスミューチュアルなども含まれる。

2022年にジャナス・ヘンダーソンに加わったアリ・ディバジ最高経営責任者(CEO)は、主要幹部を新たに起用し、同社を長年悩ませてきた顧客資金の流出傾向をおおむね反転させることに成功。10月には、6四半期連続での資金純流入を報告していた。

ジャナス・ヘンダーソンのようなアクティブ運用会社は、顧客がより低コストのパッシブ商品に移行する中、過去数年にわたって苦戦を強いられてきた。これに対応するため、ディバジ氏はプライベートクレジットなどの資産クラスに参入するための取引をまとめ、アクティブ運用型の上場投資信託(ETF)のラインアップ拡充にも取り組んできた。

発表によれば、ディバジ氏はCEOとして引き続き同社を率いる。買収は来年半ばに完了する見通しだ。

原題:Trian-Backed Group to Buy Janus Henderson for $7.4 Billion (1)(抜粋)

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