自民党の鈴木幹事長は21日、来年度の介護報酬の改定を臨時でおこない、「2.03%」引き上げる見通しだと明らかにしました。

政府は診療報酬の改定をめぐって来年度、医療従事者の人件費などにあてられる「本体」を3.09%引き上げる方向で最終調整に入っています。

自民党 鈴木俊一 幹事長
「診療・医療だけでなくて介護サービス系も大変な状況でございます。介護報酬は3年に1度の改定でありますけれども、期中改定というようなことで来年は2.03、これもアップをすると」

自民党の鈴木幹事長は21日、大阪で開かれた党の会合でこのように述べ、診療報酬の改定に加えて、介護保険サービスを行う事業者に支払う「介護報酬」についても2.03%引き上げる見通しだと明らかにしました。

介護報酬の改定は通常3年に1度行われるもので、当初は2027年度の予定でしたが、臨時の引き上げとなり、政府は今月中にこの方針を正式決定する予定です。

鈴木幹事長は「来年度予算においても国民の皆さんの暮らしを守る、生活を守るという思いでやっていく」としています。