(ブルームバーグ):来週の円相場は下落基調となる見込み。日本銀行の金融政策決定会合での利上げは織り込み済みで、植田和男総裁が来年に向けた利上げ継続姿勢を示さなければ、材料出尽くしで円が売られやすい。
◎東海東京インテリジェンス・ラボの柴田秀樹金利・為替シニアストラテジスト
- ドル・円は上方向に行くリスクが大きい。日銀による25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利上げは織り込まれており、円高材料にはならない
- 植田総裁は会見で追加利上げの可能性を否定しないとみているが、1%への利上げのハードルは今回以上に高くなると予想され、円がじり安になりそうだ
- 米国では11月の雇用統計や消費者物価指数(CPI)が来年の政策金利を占う上で注目され、それまで動きづらい面もある
- 予想レンジは1ドル=154円50銭-158円50銭
◎あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト
- ドル・円はレンジ内での推移だがやや上値の重い展開を予想
- 重要経済指標のうち、米雇用統計はADP民間雇用者数がマイナスだったので弱めの目線で見ている
- 日銀の利上げは確実で日米政策金利差の縮小がドル・円の下落材料になる。中立金利を引き上げる形になると利上げ余力が拡大するので円高材料になりそうだ
- 予想レンジは1ドル=153-158円
主な予定
- 15日:日銀の企業短期経済観測調査(12月調査)
- 16日:11月の米雇用統計
- 18日:11月の米CPI
- 19日:日銀金融政策決定会合の結果発表、植田総裁が会見
- 19日:11月の全国CPI
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